中学校理科レベルアップ研修
11月12日(水)、13日(木)に実施した「中学校理科レベルアップ研修」の集合型研修について紹介します。
本研修は、「集合型研修」(11月実施)と、集合型研修を踏まえた「職場実践」、「遠隔型研修」(2月実施)で構成されております。
今回の集合型研修は、中学校理科担当教諭を対象に、「観察、実験を伴う実習による実体験」や講義等を通して、自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を育成する授業の在り方について理解を深め、実践的指導力を高めることで、「探究の過程」を踏まえた授業改善を推進することを目的として、2日間の日程で行いました。
講義は、講師に北海道教育大学旭川校准教授の山中謙司先生をお迎えし、実施しました。「科学的に探究する力を育む理科教育と日常生活との関わり」と題して、理科で重視する探究の過程、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、理科における日常生活との関わりについて、学習指導要領の趣旨や中央教育審議会における審議の経過等を踏まえて講話をいただきました。
実習は、道研の研究研修主事が、粒子、生命、エネルギー、地球のそれぞれの領域における探究の過程を踏まえた観察・実験に係る研修を実施しました。また、会場である北海道札幌啓成高等学校の理科及び総合的な探究の時間の担当教諭を講師として、探究の過程を踏まえた授業改善に向けた実習、実践紹介及び普通科における探究的な学びの取組についての講話・授業参観を実施しました。
参加した受講者の方々からは、「理科を学ぶことの意義や有用性を生徒が実感できるよう、育成を目指す資質・能力を常に念頭に置き、日常生活との関連を図りながら、授業づくりに取り組むことが重要だと感じた」「生徒が理科の見方・考え方を働かせ、探究の過程を振り返ることを目指し、発問や教材等を工夫することで、科学的に探究する授業に取り組みたい」等の声が聞かれました。
道立教育研究所では、実施した一部の研修講座について、録画・編集した動画を公開しています。
Plantから申込みの上、ぜひ御視聴ください。
Plantはこちら☞ https://www.nits.go.jp/service/plant/
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