研修通信

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「学校運営研修2~組織開発につながる校内研修~」

 6月27日(火)に実施した「学校運営研修2~組織開発につながる校内研修~」遠隔型研修について紹介します。

 今回の研修は、遠隔型による実施で、講義及び実践発表、受講者同士の協議を通して、校内研修等の充実・活性化による学び合い高め合う教職員集団づくりについて理解を深めることを目的とし、全道から24名の先生方が受講しました。
 はじめに、アイスブレイクを兼ねた自己紹介と、職場実践の中で明確化した「校内研修で学び合う教職員集団づくり」に関する自校の課題について共有しました。

 講義では、国立教育政策研究所研究企画開発部総括研究官の千々布 敏弥氏を講師に迎え、「組織開発につながる校内研修」に向け、「校内研修の目的」、「校内研修と学校の組織力の関係」、「リフレクションの重要性」について理解を深めることができました。特に、「リフレクション」について、最初は、「校内研究で決めた授業改善の取組を自身の授業で実践できているか」等について振り返るが、段階的に「今よりもっといい方法は考えられないか」、「そもそも課題を共有することの意味は何か」といったように、振り返る視点を深めていくことが大切であるとのお話がありました。

 実践発表では、道内の学校で、校内研修を通じた学び合い高め合う教職員集団づくりに積極的に取り組む管理職の方々に実践発表をいただきました。いずれの実践発表においても、ICTを効果的に活用し協働的に学ぶことで、令和の日本型学校教育を推進しておりました。

 協議では、自校の課題解決に向けての取組を考え、受講者同士で話合う中で、次の二点が大切であると確認されました。1点目は、一人一人の先生が役割を担うことで、校内研修に参画する意識を高め、協働的に研究を進めることです。2点目は、職員間の日常的な言葉掛け(価値付け、ねぎらい、励まし)を活発化させることで、モチベーションを高めたり、研修の成果を確認したりすることです。

 

・受講者の声

 ・めざす生徒像を改めて全教職員で理解することや課題を共有して全校で取り組むことの必要性、各校務分掌と連携したスクラップアンドビルドにより、教職員

 に負担感をもたせず取り組むことの大切さ等、今後に役立つ内容が多く詰まっていた。

 ・職員全体が自分事として課題意識をもつことができれば、組織的な取組を推進しやすくなることがよくわかる例だった。特に、ミドルリーダーと管理職との関

 わりについて、改めて考えさせられた。

 ・同じような悩みを抱えている教頭の生の声が聞けてよかった。みんな試行錯誤しながら、教職員の資質向上に向けて取り組んでいることが分かった。

 

より研修内容の詳細を知りたい方はコチラから

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