研修通信

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学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~

 

 9月2日(火)、3日(水)に実施した「学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~」の集合型研修について紹介します。

 本研修は、9月に実施する「集合型研修」と、7月と12月に2回実施する「遠隔型研修」、研修と研修の間に行う「事前課題」で構成されております。

 

1日目:講義                                 1日目:協議・意見表明

2日目:協議                                  2日目:まとめ

 

 今回の研修は、全ての校種の校長が、7月に行った遠隔型研修と、その後の職場実践を踏まえ、集合型研修の前に取り組んだ事前課題の振り返りやこれまでの学校経営に係る省察、協議を通して、自分自身の考え方や在り方を自覚するとともに、これからの時代に求められる管理職の資質能力について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、北海道教育大学函館校(学校臨床)の田中賢一教授を迎え、2日間の日程で研修を実施しました。

 1日目の協議・演習では、事前課題の学校経営における「リーダーシップ」に係る振り返りからグループで課題を焦点化し、解決の方策を考案しました。

 2日目の協議・演習では、「マネジメント」の留意点を確認するとともに、校長の意思決定を明確にし、全教職員で共有する仕組みと、目標の到達状況を確かめる評価の仕組みをグループで考案しました。最後に、2日間の研修を踏まえた今後の職場実践に向けた見通しをもちました。

 まとめでは、講師から、「学校経営の正解は、必ずねらった成果を出すことであるが、進め方は、千差万別である。現状、状況、条件、実態等により適合した学校経営を進める必要がある」など、校長としての「覚悟」「戦略」「実行力」の大切さについての講話がありました。

 参加した受講者の方々からは、「学校経営とは何かを考えることができ、自分の足りない部分が明確になった」「異校種や他校の現状と課題を共有することができ、各学校の様々な取組を聞いて自校を振り返り、改善のヒントを得ることができた」等の声が聞かれました。

 

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ミドルリーダー研修~これからの学校におけるミドルリーダーの役割~

 

 9月2日(火)に実施した「ミドルリーダー研修講座」の遠隔型研修について紹介します。

 

 本研修は、オンデマンド型研修及び遠隔型研修を通して、学校のミドルリーダーとしての在り方、考え方及びその役割について自覚するとともに、学校課題の解決に向けた方策について理解を深めることを目的として行いました。

 実践発表では、標茶町立標茶小学校 鈴木将太教諭、浜中町立茶内小学校 小野智希教頭、北海道札幌北陵高等学校 泉融希教諭からミドルリーダーに求められる資質能力として「課題解決能力」「同僚性の構築力」の視点から各学校における取組について発表していただきました。 

 協議・演習では、遠隔型研修後に行われる職場実践に向けて、ミドルリーダーとしての視座から、自身の資質能力の向上に向け、「課題解決能力」「同僚性の構築力」という視点でミドルリーダーとしての役割について理解を深める姿が見られました。

 参加した受講者からは、「他のミドルリーダーの話を聞くことで自身の刺激になり、今までの実践を振り返り、もっとできることはないか考えることができた」「実践発表において具体的な取組や工夫している点を聞くことで、自身の実践と照らし合わせながら、多くの気付きを得ることができた」等の声が聞かれました。

 

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中学校技術分野応用研修講座~チームで作る「統合的な問題の解決」の授業づくり~

 7月28日(月)、29日(火)に実施した「中学校技術分野応用研修講座」の集合型研修について紹介します。

 

1日目:講義

2日目:実習

 

 

 今回の研修は、技術科担当教員が、講義及び「D 情報の技術」に係る実習等を通して、3学年間を見通した指導計画の作成について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、国立教育政策研究所の渡邊茂一教育課程調査官、北海道教育大学の石川智浩准教授を迎え、2日間の日程で研修を実施しました。

 1日目の講義では、3年間の指導計画の作成について、A~Dの内容間で相互に有機的な関連性をもたせることや発達の段階に応じた学習過程の計画について講話いただきました。

 2日目の実習では、実際にマイクロビットを扱うことで、プログラミングやセンサとアクチュエータを活用した、計測・制御など、様々な学習ができることについて学びました。

 参加した受講者の方々からは、「第3学年における統合的な問題解決の実施等を考えた時、学年に応じた課題の難易度設定が重要であることを感じた」「たくさんのセンサやアクチュエータに触れながら体験することができ、授業で活用するアイデアがたくさん浮かんだ」等の声が聞かれました。

 

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 なお、こちらの講義動画は、Plantから視聴ができます。(公開期間:令和7年8月29日から2ヶ月間)

 視聴を希望される方はコチラのページを参考にPlantにログインし、研修コード「2025教研22-3動画②」を入力して検索し、申込み願います。

 

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へき地・小規模校教育充実研修~複式学級における学習指導の在り方~(遠隔型研修Ⅰ)

 へき地・小規模校での勤務年数が5年以内の小・中学校等教諭を対象に、複式学級における基本的な学習指導の在り方や個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた授業改善の在り方について理解を深め、実践的指導力の向上を図ることを目的とした、「へき地・小規模校教育充実研修~複式学級における学習指導の在り方~」の遠隔型研修Ⅰを実施しました。

 

 

 今年度は、小学校40名、中学校1名の計41名の先生方が受講しています。 

 研修の前半は富良野市立樹海学校 大津こずえ教諭による実践発表、後半は協議を行いました。

 実践発表では、複式学級での学習指導の在り方に係り、一人一人に応じた指導や自学自習の在り方等について、大津教諭の具体的な経験に基づいた説明がありました。質疑応答では、多くの受講者から、自身の悩みを交えた質問が寄せられ、大津教諭からは丁寧な回答とともに受講者に向けた励ましの言葉がありました。

(実践発表 大津教諭提供資料)

 

 協議では、グループに分かれ、講師である、北海道教育大学へき地・小規模校教育研究センター職員や北海道へき地・複式教育研究連盟役員から、受講者の実践上の悩みや今後の職場実践の方向性等について助言をいただきました。

       (ブレイクアウトルームでの協議の様子)

 

 受講した先生方からは、「校内研修に還元できる内容が多かった。」「児童生徒にとって必要な環境づくりなど有益な情報が数多くあり、大変勉強になった。」「自分と同じように、教員経験年数はあるけれど複式学級の学級担任は初めてという先生方と話し合うことで、悩みを共有し、先生方のこれまでの御経験から、課題解決にアプローチできそうな情報を得ることができた。」「講師の豊富な知識と経験に基づく助言をいただき、小規模校だからできることや小規模校の利点に気付くことができた。」といった声がありました。

 

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令和7年度(2025年度)中学校英語レベルアップ研修・遠隔型研修Ⅰ

7月28日(月)に実施した「中学校英語レベルアップ研修」の遠隔型研修Ⅰについて紹介します。

        

 本研修は、外国語指導力の向上を目指す中学校教諭に御参加いただき、外国語科における資質・能力の育成に向け、講義を通して言語活動について理解を深め、年間を見通したロードマップの作成の演習を通して指導力の向上を図ることを目的としています。

 至学館大学の山田教授による講義では、「言語活動とは、目的・場面・状況等に応じて、生徒が英語を活用し、思考し、判断し、表現する活動である」ことを確認し、実際に受講者が生徒役となり、教科書の言語活動に取り組むことで、自身の授業実践について振り返りました。

 また、協議は、山田教授からの問いかけに受講者が回答する形で進行し、受講者の疑問や考えに山田教授から解説や補足をいただき、単元を通した指導の在り方や生徒が主体的に取り組むことができる言語活動の充実について、理解を深めました。

 グループ協議では、単元の終末に行う言語活動を充実させるため、各時間にどのような指導を行うべきかについて、自身の実践を紹介し合いました。

 ロードマップ作成の演習では、今回は、話すこと[やり取り]に焦点化し、自身と生徒の現状と課題について整理した後、自校のCAN-DOリストに基づき、年度末の最終ゴールに向けて、生徒がいつ・どのような言語活動を行うべきかを検討しました。その内容や成果については、10月の遠隔型研修Ⅱで再度協議を行うことになっています。

・受講者の声

「自身の授業を振り返り、パターンプラクティスなどが多くなっていることに気付き、思考力・判断力・表現力等を問うような言語活動の充実に努めようと思いました。」

「言語活動のねらいは、生徒に英語を使わせることではなく、英語で自分の伝えたいことを適切に表現できるようにすることだと分かりました。」

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