「生徒指導研修3~「心の危機に気付く力」と「相談する力」の育成~」
22名の参加者を募り、オンデマンド型と遠隔型で実施した「生徒指導研修3~「心の危機に気付く力」と「相談する力」の育成~」について紹介します。
本研修講座では、オンデマンド型研修と遠隔型研修において、自殺予防教育の中核をなす早期の問題認識と援助希求的態度の促進について講義、協議が行われました。
6月23日(金)に実施された遠隔型研修では、職場実践で作成したワークシートを基に、自校における自殺予防教育の取組や課題について、受講者同士で交流することで、他校の取組や課題等について共有するとともに、自校の取組と比較して進捗状況等を確認しました。
講義では、北海道医療大学教授 冨家 直明氏から「今求められる自殺予防教育」について示され、受講者は子どもの自殺直前のサインや自殺のリスクに気付くためのスクリーニング尺度の使い方などについて学んでいました。
その後、生徒指導・学校安全課から自殺予防教育の目標と方向性及び本道における自殺予防教育の取組等について説明があり、自殺予防教育について理解を深めました。
協議では、早期の問題認識と援助希求的態度の促進の2つの視点から自校で実践できる取組を検討しました。jamboard上のYチャートに付箋を貼りながら協議を進めることで、「心と身体のチェック」の活用や自殺予防教育プログラムの実施などについて議論を深めました。
・受講者の声
・冨家先生の講義から、アンケートや生活リズムチェックシートでは表れていない状態であったとしても、自殺や命の危機について考えていかなければならない
と感じました。講義から得られた学びを自校の取組に反映させたいと思います。
・演習、協議が多く設定されており、安心した環境づくりの取組等、他校の取組や現状を知ることができました。「気になる子どもへの対応」として具体的な実
践例を知ることができました。
・「子ども支援ツールほっと」の分析方法等すぐに実践につながる研修で役立つ内容でした。今後、本研修を教職員間で共有し、学校全体で自殺予防教育に取り
組んでいきます。
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