2025年7月の記事一覧
「課題対応研修~日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方①~」
6月11日(水)に実施した「課題対応研修~日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方①~」の遠隔型研修について紹介します。
今回の研修では、日本語指導が必要な児童生徒を担当している教諭の方々に御参加いただき、講義・演習・協議をとおして、日本語指導が必要な児童生徒に向き合う姿勢や指導方法について学びました。
参加者は、櫻井准教授の講義を通して、「日本語も母語もできる可能性のある子ども」という視点や、「概念形成」や「言語の見立て」の重要性について学びました。また、DLA実施動画の視聴および「言語発達のステージ」や「習得のステップ」に基づいた演習・協議を通して、「ことばの力のものさし」を用いた評価についての理解を深めていました。
さらに、自身が立てた問いについて、講義・演習・協議で得た新たな気付きや学びと関連付けながら、自らの実践を振り返ることができていました。
・受講者の声
「評価を通して児童の現状を的確に捉え、次の指導の方向性を明確にすることの大切さを実感しました。子どもが本来持つ思考力を引き出すアプローチについても深く考える機会となりました。」
「母語の重要性を改めて認識しました。『日本語ができない子ども』ではなく、『日本語も母語もできる可能性のある子ども』という視点が、自身の支援のあり方を見直すきっかけとなりました。」
「同じ立場で実践されている先生方のお話を聞き、安心感が得られました。教材や評価ツールを実際に使ってみることで、具体的な活用方法が見えてきました。」
(12月8日(月)に「日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方②」を行います。本講座を
受講していない方も受講することができますので、興味のある方は受講を御検討ください。)
※興味のある方はコチラから
「中学校技術分野基礎研修講座~ここから始める『技術分野の授業づくり』~」
6月4日(水)に実施した「中学校技術分野基礎研修」の遠隔型研修について紹介します。
今回の研修は、技術分野の学習過程についての講義や交流等を通して、技術分野の指導の在り方について理解を深めることを目的として行いました。
講師には、国立教育政策研究所の渡邊茂一調査官を迎え、学習指導要領で目指す「技術分野の授業づくり」について、御講話いただきました。
講義では、「材料と加工」「生物育成」「エネルギー変換」「情報」の4つの内容の技術を最適化する学習を通して、資質・能力を育成することやその際には、発達の段階に応じて生徒が解決する問題の難易度を適切に定めることについて学びました。
交流・協議では、今後の授業改善に向けて、一人一人が異なる課題を設定する授業を構築する必要性や日常と結び付いた問題解決の学習にしていくことの重要性について理解を深める姿が見られました。
また、受講者の先生方の多くが悩んでいた「D情報の技術」に関する動画教材等のコンテンツについての紹介も行いました。(コンテンツに興味のある方は、コチラから)
・受講者の声
「社会とのつながりを意識した授業にしていく必要性を強く感じた」
「『D情報の技術』と他の内容との関わりについて、実践例を示していただいたことで、より具体性をもって今後の授業展開が想像できた」
なお、こちらの講義動画は、Plantから視聴ができます。(公開期間:令和7年7月9日から2ヶ月間)
視聴を希望される方はコチラのページを参考にPlantにログインし、研修コード「2025教研22-1動画①」を入力して検索し、申込み願います。