2025年1月の記事一覧
「学校管理職研修4~多様な児童生徒への支援を充実させる学校体制の構築に向けて~」
12月17日(火)に全日程を終えた「学校管理職研修4~多様な児童生徒への支援を充実させる学校体制の構築に向けて~」について紹介します。
本研修は、6月14日~27日の「オンデマンド型研修」、7月4日の「遠隔型研修Ⅰ」、12月17日の「遠隔型研修Ⅱ」、遠隔型研修の間に行う「職場実践」で構成されており、全道各地から76名の管理職の皆様に受講いただきました。研修では、特別な教育的支援を必要とするなど、多様な児童生徒への支援を充実させる学校体制の構築について理解を深めました。
7月の遠隔型研修Ⅰでは、北海道大学大学院教育学研究院教授 安達潤氏を講師にお招きし、「今、求められる特別支援教育の在り方」と題して講義をいただき、「機能・構造障害」、「能力制限」、「参加制約」という3つの階層から分析するICF(国際生活機能分類)により児童生徒の要支援状況を包括的に見ることの重要性等について理解を深めました。
12月の遠隔型研修Ⅱでは、小学校、中学校、高等学校、各1名の受講者より職場実践の取組に係る実践発表を行い、それぞれの発表について、特別支援教育課山内功課長補佐、道立特別支援教育センター高橋利典教育課長、特別支援教育課坂内仁主査から、講評をいただくことで、受講者は今後の取組に向けて見通しをもつことができました。その後の協議では、実践発表等で得た気付きや学びを基に、学校体制の構築に向けて、今後、自校で取り組む方策についてグループ協議をしました。
安達教授提供資料より 研修講座運営の様子
受講された皆様からは、「ICFの考え方や、管理職の立場で障がいが現れる環境要因に着目する大切さを学んだ」「実践発表では、自校の実践との比較から不足している部分を見付けることができ、今後の取組に生かせるものであった」、などの感想をいただきました。
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