研修通信
学校管理職研修7 ~質の高い教職員集団の形成に向けて~
10月22日(水)に実施した「学校管理職研修7~質の高い教職員集団の形成に向けて~」の遠隔型研修について紹介します。
本研修は、「オンデマンド型研修」(9月~10月実施)と、オンデマンド型研修を踏まえた「事前課題」、「遠隔型研修」(10月実施)、遠隔型研修後に行う「職場実践」で構成されております。
今回の研修は、全ての校種の校長を対象に、講義や受講者同士の協議を通して、多様な専門性を有する教職員集団における自主性・向上性と同僚性・協働性を高める組織づくりの具体策等について理解を深めることを目的として行いました。
講師には、早稲田大学教育・総合科学学術院教授の河村茂雄先生をお迎えし、研修を実施しました。
講義では、自校の教職員の意識を「自主性・向上性」と「同僚性・協働性」の2つの視点から捉え、教職員組織の現状を7つのタイプに分類して可視化し、タイプに応じた課題等を踏まえ、教職員組織の改善に向けた取組について、学びを深めました。
協議は、自校の教職員組織の課題別のグループに分かれ、課題解決に向け、現状の教職員組織における強みをどのように強化し、弱みをどのように改善するのか、という視点で行いました。
まとめでは、講師から、「校長に期待することとして、自主性・向上性と同僚性・協働性を確立することを目指し、教職員同士で互いに分かり合うことを目的に、自分の思いや考え、教育観やビジョンを開示し合い、分かち合う場を設定すること、教職員組織についてビジョンを語ること」などの助言がありました。
参加した受講者の方々からは、「教職員集団における自主性・向上性や同僚性・協働性を高める組織づくりなどについて理解を深めることができ、校長として、自校の組織力を高める人材育成に取り組みたい」「教職員がやりがいを感じる教職員組織を目指し、エビデンスを基に目的を明確にした仕組みづくりを推進していきたい」等の声が聞かれました。
道立教育研究所では、実施した一部の研修講座について、録画・編集した動画を公開しています。
学校管理職研修については、「学校管理職研修3~校務DXの推進による学校における働き方改革の実現~」「学校管理職研修4~子どもの学びや教職員を支える学校DXの推進~」が12月13日まで、「学校管理職研修8~学校全体の教育力の向上につなげる人材育成の在り方~」を令和8年1月6日まで公開しています。
Plantから申込みができますので、ぜひ御視聴ください。
Plantはこちら☞ https://www.nits.go.jp/service/plant/
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