研修通信

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学校管理職研修10~プロアクティブな生徒指導の創意工夫に向けて~

 

11月21日(金)に実施した「学校管理職研修10~プロアクティブな生徒指導の創意工夫に向けて~」の遠隔型研修について紹介します。

 

        [本研修のコンセプト図]

 

 研修では、校長のリーダーシップの下、生徒指導上の諸課題の未然防止や再発防止に向けたプロアクティブな生徒指導の創意工夫の在り方について、講義や演習を行いました。

 受講者は、事前に生徒指導に関する学校のビジョンと戦略や、いじめの捉え方と予防等についてオンデマンド型研修で学び、今回の遠隔型研修において、さらに理解を深めました。

 遠隔型研修では、日本大学文理学部の藤平敦教授を講師に迎え、「プロアクティブな生徒指導の創意工夫の在り方」についての講義や協議を通して、具体の取組について考えました。

 

     [説明のあった重層的支援構造の図]

 

・受講者の声

「藤平先生の資料やお話から、発達支持的生徒指導について具体的な取組への理解が一層深まった」

「校長として自校における取組を「整理」「見える化」し、「具体的な行動を示す」ことの重要性について学んだ」

 

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中学校理科レベルアップ研修

 11月12日(水)、13日(木)に実施した「中学校理科レベルアップ研修」の集合型研修について紹介します。

 本研修は、「集合型研修」(11月実施)と、集合型研修を踏まえた「職場実践」、「遠隔型研修」(2月実施)で構成されております。

 

 今回の集合型研修は、中学校理科担当教諭を対象に、「観察、実験を伴う実習による実体験」や講義等を通して、自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を育成する授業の在り方について理解を深め、実践的指導力を高めることで、「探究の過程」を踏まえた授業改善を推進することを目的として、2日間の日程で行いました。

 講義は、講師に北海道教育大学旭川校准教授の山中謙司先生をお迎えし、実施しました。「科学的に探究する力を育む理科教育と日常生活との関わり」と題して、理科で重視する探究の過程、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、理科における日常生活との関わりについて、学習指導要領の趣旨や中央教育審議会における審議の経過等を踏まえて講話をいただきました。

 

 実習は、道研の研究研修主事が、粒子、生命、エネルギー、地球のそれぞれの領域における探究の過程を踏まえた観察・実験に係る研修を実施しました。また、会場である北海道札幌啓成高等学校の理科及び総合的な探究の時間の担当教諭を講師として、探究の過程を踏まえた授業改善に向けた実習、実践紹介及び普通科における探究的な学びの取組についての講話・授業参観を実施しました。

 参加した受講者の方々からは、「理科を学ぶことの意義や有用性を生徒が実感できるよう、育成を目指す資質・能力を常に念頭に置き、日常生活との関連を図りながら、授業づくりに取り組むことが重要だと感じた」「生徒が理科の見方・考え方を働かせ、探究の過程を振り返ることを目指し、発問や教材等を工夫することで、科学的に探究する授業に取り組みたい」等の声が聞かれました。

 

 道立教育研究所では、実施した一部の研修講座について、録画・編集した動画を公開しています。

 Plantから申込みの上、ぜひ御視聴ください。

 

 Plantはこちら☞ https://www.nits.go.jp/service/plant/

 

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学校管理職研修7 ~質の高い教職員集団の形成に向けて~

 10月22日(水)に実施した「学校管理職研修7~質の高い教職員集団の形成に向けて~」の遠隔型研修について紹介します。

 本研修は、「オンデマンド型研修」(9月~10月実施)と、オンデマンド型研修を踏まえた「事前課題」、「遠隔型研修」(10月実施)、遠隔型研修後に行う「職場実践」で構成されております。

 今回の研修は、全ての校種の校長を対象に、講義や受講者同士の協議を通して、多様な専門性を有する教職員集団における自主性・向上性と同僚性・協働性を高める組織づくりの具体策等について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、早稲田大学教育・総合科学学術院教授の河村茂雄先生をお迎えし、研修を実施しました。

 講義では、自校の教職員の意識を「自主性・向上性」と「同僚性・協働性」の2つの視点から捉え、教職員組織の現状を7つのタイプに分類して可視化し、タイプに応じた課題等を踏まえ、教職員組織の改善に向けた取組について、学びを深めました。

 協議は、自校の教職員組織の課題別のグループに分かれ、課題解決に向け、現状の教職員組織における強みをどのように強化し、弱みをどのように改善するのか、という視点で行いました。

 まとめでは、講師から、「校長に期待することとして、自主性・向上性と同僚性・協働性を確立することを目指し、教職員同士で互いに分かり合うことを目的に、自分の思いや考え、教育観やビジョンを開示し合い、分かち合う場を設定すること、教職員組織についてビジョンを語ること」などの助言がありました。

 

 参加した受講者の方々からは、「教職員集団における自主性・向上性や同僚性・協働性を高める組織づくりなどについて理解を深めることができ、校長として、自校の組織力を高める人材育成に取り組みたい」「教職員がやりがいを感じる教職員組織を目指し、エビデンスを基に目的を明確にした仕組みづくりを推進していきたい」等の声が聞かれました。

 

 道立教育研究所では、実施した一部の研修講座について、録画・編集した動画を公開しています。

 学校管理職研修については、「学校管理職研修3~校務DXの推進による学校における働き方改革の実現~」「学校管理職研修4~子どもの学びや教職員を支える学校DXの推進~」が12月13日まで、「学校管理職研修8~学校全体の教育力の向上につなげる人材育成の在り方~」を令和8年1月6日まで公開しています。

 Plantから申込みができますので、ぜひ御視聴ください。

 

 Plantはこちら☞ https://www.nits.go.jp/service/plant/

 

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学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~

 

 9月2日(火)、3日(水)に実施した「学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~」の集合型研修について紹介します。

 本研修は、9月に実施する「集合型研修」と、7月と12月に2回実施する「遠隔型研修」、研修と研修の間に行う「事前課題」で構成されております。

 

1日目:講義                                 1日目:協議・意見表明

2日目:協議                                  2日目:まとめ

 

 今回の研修は、全ての校種の校長が、7月に行った遠隔型研修と、その後の職場実践を踏まえ、集合型研修の前に取り組んだ事前課題の振り返りやこれまでの学校経営に係る省察、協議を通して、自分自身の考え方や在り方を自覚するとともに、これからの時代に求められる管理職の資質能力について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、北海道教育大学函館校(学校臨床)の田中賢一教授を迎え、2日間の日程で研修を実施しました。

 1日目の協議・演習では、事前課題の学校経営における「リーダーシップ」に係る振り返りからグループで課題を焦点化し、解決の方策を考案しました。

 2日目の協議・演習では、「マネジメント」の留意点を確認するとともに、校長の意思決定を明確にし、全教職員で共有する仕組みと、目標の到達状況を確かめる評価の仕組みをグループで考案しました。最後に、2日間の研修を踏まえた今後の職場実践に向けた見通しをもちました。

 まとめでは、講師から、「学校経営の正解は、必ずねらった成果を出すことであるが、進め方は、千差万別である。現状、状況、条件、実態等により適合した学校経営を進める必要がある」など、校長としての「覚悟」「戦略」「実行力」の大切さについての講話がありました。

 参加した受講者の方々からは、「学校経営とは何かを考えることができ、自分の足りない部分が明確になった」「異校種や他校の現状と課題を共有することができ、各学校の様々な取組を聞いて自校を振り返り、改善のヒントを得ることができた」等の声が聞かれました。

 

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ミドルリーダー研修~これからの学校におけるミドルリーダーの役割~

 

 9月2日(火)に実施した「ミドルリーダー研修講座」の遠隔型研修について紹介します。

 

 本研修は、オンデマンド型研修及び遠隔型研修を通して、学校のミドルリーダーとしての在り方、考え方及びその役割について自覚するとともに、学校課題の解決に向けた方策について理解を深めることを目的として行いました。

 実践発表では、標茶町立標茶小学校 鈴木将太教諭、浜中町立茶内小学校 小野智希教頭、北海道札幌北陵高等学校 泉融希教諭からミドルリーダーに求められる資質能力として「課題解決能力」「同僚性の構築力」の視点から各学校における取組について発表していただきました。 

 協議・演習では、遠隔型研修後に行われる職場実践に向けて、ミドルリーダーとしての視座から、自身の資質能力の向上に向け、「課題解決能力」「同僚性の構築力」という視点でミドルリーダーとしての役割について理解を深める姿が見られました。

 参加した受講者からは、「他のミドルリーダーの話を聞くことで自身の刺激になり、今までの実践を振り返り、もっとできることはないか考えることができた」「実践発表において具体的な取組や工夫している点を聞くことで、自身の実践と照らし合わせながら、多くの気付きを得ることができた」等の声が聞かれました。

 

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中学校技術分野応用研修講座~チームで作る「統合的な問題の解決」の授業づくり~

 7月28日(月)、29日(火)に実施した「中学校技術分野応用研修講座」の集合型研修について紹介します。

 

1日目:講義

2日目:実習

 

 

 今回の研修は、技術科担当教員が、講義及び「D 情報の技術」に係る実習等を通して、3学年間を見通した指導計画の作成について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、国立教育政策研究所の渡邊茂一教育課程調査官、北海道教育大学の石川智浩准教授を迎え、2日間の日程で研修を実施しました。

 1日目の講義では、3年間の指導計画の作成について、A~Dの内容間で相互に有機的な関連性をもたせることや発達の段階に応じた学習過程の計画について講話いただきました。

 2日目の実習では、実際にマイクロビットを扱うことで、プログラミングやセンサとアクチュエータを活用した、計測・制御など、様々な学習ができることについて学びました。

 参加した受講者の方々からは、「第3学年における統合的な問題解決の実施等を考えた時、学年に応じた課題の難易度設定が重要であることを感じた」「たくさんのセンサやアクチュエータに触れながら体験することができ、授業で活用するアイデアがたくさん浮かんだ」等の声が聞かれました。

 

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 なお、こちらの講義動画は、Plantから視聴ができます。(公開期間:令和7年8月29日から2ヶ月間)

 視聴を希望される方はコチラのページを参考にPlantにログインし、研修コード「2025教研22-3動画②」を入力して検索し、申込み願います。

 

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へき地・小規模校教育充実研修~複式学級における学習指導の在り方~(遠隔型研修Ⅰ)

 へき地・小規模校での勤務年数が5年以内の小・中学校等教諭を対象に、複式学級における基本的な学習指導の在り方や個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた授業改善の在り方について理解を深め、実践的指導力の向上を図ることを目的とした、「へき地・小規模校教育充実研修~複式学級における学習指導の在り方~」の遠隔型研修Ⅰを実施しました。

 

 

 今年度は、小学校40名、中学校1名の計41名の先生方が受講しています。 

 研修の前半は富良野市立樹海学校 大津こずえ教諭による実践発表、後半は協議を行いました。

 実践発表では、複式学級での学習指導の在り方に係り、一人一人に応じた指導や自学自習の在り方等について、大津教諭の具体的な経験に基づいた説明がありました。質疑応答では、多くの受講者から、自身の悩みを交えた質問が寄せられ、大津教諭からは丁寧な回答とともに受講者に向けた励ましの言葉がありました。

(実践発表 大津教諭提供資料)

 

 協議では、グループに分かれ、講師である、北海道教育大学へき地・小規模校教育研究センター職員や北海道へき地・複式教育研究連盟役員から、受講者の実践上の悩みや今後の職場実践の方向性等について助言をいただきました。

       (ブレイクアウトルームでの協議の様子)

 

 受講した先生方からは、「校内研修に還元できる内容が多かった。」「児童生徒にとって必要な環境づくりなど有益な情報が数多くあり、大変勉強になった。」「自分と同じように、教員経験年数はあるけれど複式学級の学級担任は初めてという先生方と話し合うことで、悩みを共有し、先生方のこれまでの御経験から、課題解決にアプローチできそうな情報を得ることができた。」「講師の豊富な知識と経験に基づく助言をいただき、小規模校だからできることや小規模校の利点に気付くことができた。」といった声がありました。

 

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令和7年度(2025年度)中学校英語レベルアップ研修・遠隔型研修Ⅰ

7月28日(月)に実施した「中学校英語レベルアップ研修」の遠隔型研修Ⅰについて紹介します。

        

 本研修は、外国語指導力の向上を目指す中学校教諭に御参加いただき、外国語科における資質・能力の育成に向け、講義を通して言語活動について理解を深め、年間を見通したロードマップの作成の演習を通して指導力の向上を図ることを目的としています。

 至学館大学の山田教授による講義では、「言語活動とは、目的・場面・状況等に応じて、生徒が英語を活用し、思考し、判断し、表現する活動である」ことを確認し、実際に受講者が生徒役となり、教科書の言語活動に取り組むことで、自身の授業実践について振り返りました。

 また、協議は、山田教授からの問いかけに受講者が回答する形で進行し、受講者の疑問や考えに山田教授から解説や補足をいただき、単元を通した指導の在り方や生徒が主体的に取り組むことができる言語活動の充実について、理解を深めました。

 グループ協議では、単元の終末に行う言語活動を充実させるため、各時間にどのような指導を行うべきかについて、自身の実践を紹介し合いました。

 ロードマップ作成の演習では、今回は、話すこと[やり取り]に焦点化し、自身と生徒の現状と課題について整理した後、自校のCAN-DOリストに基づき、年度末の最終ゴールに向けて、生徒がいつ・どのような言語活動を行うべきかを検討しました。その内容や成果については、10月の遠隔型研修Ⅱで再度協議を行うことになっています。

・受講者の声

「自身の授業を振り返り、パターンプラクティスなどが多くなっていることに気付き、思考力・判断力・表現力等を問うような言語活動の充実に努めようと思いました。」

「言語活動のねらいは、生徒に英語を使わせることではなく、英語で自分の伝えたいことを適切に表現できるようにすることだと分かりました。」

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「薬品取扱い研修」

 7月29日(火)に実施した「薬品取扱い研修」の集合型研修について紹介します。

 

 今回の研修では、小学校理科専科教員や中・高等学校理科担当教員を対象に、学校で取り扱う薬品の安全で適切な管理に関する講義や、観察、実験の基本的な知識・技能を身に付けることを目的とした実習・協議を行いました。

 この研修では、薬品の取扱いについて、参加した先生方が課題と感じていることや不安に思っていることを明確にするとともに、「薬品管理の基本」について、学校にある薬品の管理の分類や管理方法、購入の仕方などについて、学んでいました。

 受講者は、研修の後半の実習において、校種ごとに分かれ、過去に事故のあった事例や実験の注意事項を踏まえながら実際に実験を行うことで、観察、実験について理解を深めていました。

 

・受講者の声

「薬品の廃棄方法で分からない部分があったが、講座や演習の中で解決させることができました。」

「保護眼鏡を着用するなど、児童生徒が安全に実験することができるように注意点等を共有したり、予備実験をしっかりと行ったりすることで、安全面に配慮した理科の授業を行っていきたいです。」

「理科の授業を安全に行うために、理科室や薬品庫を整理して環境を整えること、実験や保有薬品に関する知識を改めて確認し続けることが必要であると感じました。」

 

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「課題対応研修~日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方①~」

6月11日(水)に実施した「課題対応研修~日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方①~」の遠隔型研修について紹介します。

 今回の研修では、日本語指導が必要な児童生徒を担当している教諭の方々に御参加いただき、講義・演習・協議をとおして、日本語指導が必要な児童生徒に向き合う姿勢や指導方法について学びました。

 参加者は、櫻井准教授の講義を通して、「日本語も母語もできる可能性のある子ども」という視点や、「概念形成」や「言語の見立て」の重要性について学びました。また、DLA実施動画の視聴および「言語発達のステージ」や「習得のステップ」に基づいた演習・協議を通して、「ことばの力のものさし」を用いた評価についての理解を深めていました。

 さらに、自身が立てた問いについて、講義・演習・協議で得た新たな気付きや学びと関連付けながら、自らの実践を振り返ることができていました。

 

・受講者の声

「評価を通して児童の現状を的確に捉え、次の指導の方向性を明確にすることの大切さを実感しました。子どもが本来持つ思考力を引き出すアプローチについても深く考える機会となりました。」

「母語の重要性を改めて認識しました。『日本語ができない子ども』ではなく、『日本語も母語もできる可能性のある子ども』という視点が、自身の支援のあり方を見直すきっかけとなりました。」

「同じ立場で実践されている先生方のお話を聞き、安心感が得られました。教材や評価ツールを実際に使ってみることで、具体的な活用方法が見えてきました。」

 

(12月8日(月)に「日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方②」を行います。本講座を

受講していない方も受講することができますので、興味のある方は受講を御検討ください。)

 ※興味のある方はコチラから

 

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