研修通信

研修通信

学校管理職研修10~プロアクティブな生徒指導の創意工夫に向けて~

 

11月21日(金)に実施した「学校管理職研修10~プロアクティブな生徒指導の創意工夫に向けて~」の遠隔型研修について紹介します。

 

        [本研修のコンセプト図]

 

 研修では、校長のリーダーシップの下、生徒指導上の諸課題の未然防止や再発防止に向けたプロアクティブな生徒指導の創意工夫の在り方について、講義や演習を行いました。

 受講者は、事前に生徒指導に関する学校のビジョンと戦略や、いじめの捉え方と予防等についてオンデマンド型研修で学び、今回の遠隔型研修において、さらに理解を深めました。

 遠隔型研修では、日本大学文理学部の藤平敦教授を講師に迎え、「プロアクティブな生徒指導の創意工夫の在り方」についての講義や協議を通して、具体の取組について考えました。

 

     [説明のあった重層的支援構造の図]

 

・受講者の声

「藤平先生の資料やお話から、発達支持的生徒指導について具体的な取組への理解が一層深まった」

「校長として自校における取組を「整理」「見える化」し、「具体的な行動を示す」ことの重要性について学んだ」

 

より研修内容の詳細を知りたい方はコチラから

0

中学校理科レベルアップ研修

 11月12日(水)、13日(木)に実施した「中学校理科レベルアップ研修」の集合型研修について紹介します。

 本研修は、「集合型研修」(11月実施)と、集合型研修を踏まえた「職場実践」、「遠隔型研修」(2月実施)で構成されております。

 

 今回の集合型研修は、中学校理科担当教諭を対象に、「観察、実験を伴う実習による実体験」や講義等を通して、自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を育成する授業の在り方について理解を深め、実践的指導力を高めることで、「探究の過程」を踏まえた授業改善を推進することを目的として、2日間の日程で行いました。

 講義は、講師に北海道教育大学旭川校准教授の山中謙司先生をお迎えし、実施しました。「科学的に探究する力を育む理科教育と日常生活との関わり」と題して、理科で重視する探究の過程、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、理科における日常生活との関わりについて、学習指導要領の趣旨や中央教育審議会における審議の経過等を踏まえて講話をいただきました。

 

 実習は、道研の研究研修主事が、粒子、生命、エネルギー、地球のそれぞれの領域における探究の過程を踏まえた観察・実験に係る研修を実施しました。また、会場である北海道札幌啓成高等学校の理科及び総合的な探究の時間の担当教諭を講師として、探究の過程を踏まえた授業改善に向けた実習、実践紹介及び普通科における探究的な学びの取組についての講話・授業参観を実施しました。

 参加した受講者の方々からは、「理科を学ぶことの意義や有用性を生徒が実感できるよう、育成を目指す資質・能力を常に念頭に置き、日常生活との関連を図りながら、授業づくりに取り組むことが重要だと感じた」「生徒が理科の見方・考え方を働かせ、探究の過程を振り返ることを目指し、発問や教材等を工夫することで、科学的に探究する授業に取り組みたい」等の声が聞かれました。

 

 道立教育研究所では、実施した一部の研修講座について、録画・編集した動画を公開しています。

 Plantから申込みの上、ぜひ御視聴ください。

 

 Plantはこちら☞ https://www.nits.go.jp/service/plant/

 

より詳細を知りたい方はコチラ

0

学校管理職研修7 ~質の高い教職員集団の形成に向けて~

 10月22日(水)に実施した「学校管理職研修7~質の高い教職員集団の形成に向けて~」の遠隔型研修について紹介します。

 本研修は、「オンデマンド型研修」(9月~10月実施)と、オンデマンド型研修を踏まえた「事前課題」、「遠隔型研修」(10月実施)、遠隔型研修後に行う「職場実践」で構成されております。

 今回の研修は、全ての校種の校長を対象に、講義や受講者同士の協議を通して、多様な専門性を有する教職員集団における自主性・向上性と同僚性・協働性を高める組織づくりの具体策等について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、早稲田大学教育・総合科学学術院教授の河村茂雄先生をお迎えし、研修を実施しました。

 講義では、自校の教職員の意識を「自主性・向上性」と「同僚性・協働性」の2つの視点から捉え、教職員組織の現状を7つのタイプに分類して可視化し、タイプに応じた課題等を踏まえ、教職員組織の改善に向けた取組について、学びを深めました。

 協議は、自校の教職員組織の課題別のグループに分かれ、課題解決に向け、現状の教職員組織における強みをどのように強化し、弱みをどのように改善するのか、という視点で行いました。

 まとめでは、講師から、「校長に期待することとして、自主性・向上性と同僚性・協働性を確立することを目指し、教職員同士で互いに分かり合うことを目的に、自分の思いや考え、教育観やビジョンを開示し合い、分かち合う場を設定すること、教職員組織についてビジョンを語ること」などの助言がありました。

 

 参加した受講者の方々からは、「教職員集団における自主性・向上性や同僚性・協働性を高める組織づくりなどについて理解を深めることができ、校長として、自校の組織力を高める人材育成に取り組みたい」「教職員がやりがいを感じる教職員組織を目指し、エビデンスを基に目的を明確にした仕組みづくりを推進していきたい」等の声が聞かれました。

 

 道立教育研究所では、実施した一部の研修講座について、録画・編集した動画を公開しています。

 学校管理職研修については、「学校管理職研修3~校務DXの推進による学校における働き方改革の実現~」「学校管理職研修4~子どもの学びや教職員を支える学校DXの推進~」が12月13日まで、「学校管理職研修8~学校全体の教育力の向上につなげる人材育成の在り方~」を令和8年1月6日まで公開しています。

 Plantから申込みができますので、ぜひ御視聴ください。

 

 Plantはこちら☞ https://www.nits.go.jp/service/plant/

 

より詳細を知りたい方はコチラ

0

学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~

 

 9月2日(火)、3日(水)に実施した「学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~」の集合型研修について紹介します。

 本研修は、9月に実施する「集合型研修」と、7月と12月に2回実施する「遠隔型研修」、研修と研修の間に行う「事前課題」で構成されております。

 

1日目:講義                                 1日目:協議・意見表明

2日目:協議                                  2日目:まとめ

 

 今回の研修は、全ての校種の校長が、7月に行った遠隔型研修と、その後の職場実践を踏まえ、集合型研修の前に取り組んだ事前課題の振り返りやこれまでの学校経営に係る省察、協議を通して、自分自身の考え方や在り方を自覚するとともに、これからの時代に求められる管理職の資質能力について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、北海道教育大学函館校(学校臨床)の田中賢一教授を迎え、2日間の日程で研修を実施しました。

 1日目の協議・演習では、事前課題の学校経営における「リーダーシップ」に係る振り返りからグループで課題を焦点化し、解決の方策を考案しました。

 2日目の協議・演習では、「マネジメント」の留意点を確認するとともに、校長の意思決定を明確にし、全教職員で共有する仕組みと、目標の到達状況を確かめる評価の仕組みをグループで考案しました。最後に、2日間の研修を踏まえた今後の職場実践に向けた見通しをもちました。

 まとめでは、講師から、「学校経営の正解は、必ずねらった成果を出すことであるが、進め方は、千差万別である。現状、状況、条件、実態等により適合した学校経営を進める必要がある」など、校長としての「覚悟」「戦略」「実行力」の大切さについての講話がありました。

 参加した受講者の方々からは、「学校経営とは何かを考えることができ、自分の足りない部分が明確になった」「異校種や他校の現状と課題を共有することができ、各学校の様々な取組を聞いて自校を振り返り、改善のヒントを得ることができた」等の声が聞かれました。

 

より詳細を知りたい方はコチラから

 

0

ミドルリーダー研修~これからの学校におけるミドルリーダーの役割~

 

 9月2日(火)に実施した「ミドルリーダー研修講座」の遠隔型研修について紹介します。

 

 本研修は、オンデマンド型研修及び遠隔型研修を通して、学校のミドルリーダーとしての在り方、考え方及びその役割について自覚するとともに、学校課題の解決に向けた方策について理解を深めることを目的として行いました。

 実践発表では、標茶町立標茶小学校 鈴木将太教諭、浜中町立茶内小学校 小野智希教頭、北海道札幌北陵高等学校 泉融希教諭からミドルリーダーに求められる資質能力として「課題解決能力」「同僚性の構築力」の視点から各学校における取組について発表していただきました。 

 協議・演習では、遠隔型研修後に行われる職場実践に向けて、ミドルリーダーとしての視座から、自身の資質能力の向上に向け、「課題解決能力」「同僚性の構築力」という視点でミドルリーダーとしての役割について理解を深める姿が見られました。

 参加した受講者からは、「他のミドルリーダーの話を聞くことで自身の刺激になり、今までの実践を振り返り、もっとできることはないか考えることができた」「実践発表において具体的な取組や工夫している点を聞くことで、自身の実践と照らし合わせながら、多くの気付きを得ることができた」等の声が聞かれました。

 

より詳細を知りたい方はコチラから

0

中学校技術分野応用研修講座~チームで作る「統合的な問題の解決」の授業づくり~

 7月28日(月)、29日(火)に実施した「中学校技術分野応用研修講座」の集合型研修について紹介します。

 

1日目:講義

2日目:実習

 

 

 今回の研修は、技術科担当教員が、講義及び「D 情報の技術」に係る実習等を通して、3学年間を見通した指導計画の作成について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、国立教育政策研究所の渡邊茂一教育課程調査官、北海道教育大学の石川智浩准教授を迎え、2日間の日程で研修を実施しました。

 1日目の講義では、3年間の指導計画の作成について、A~Dの内容間で相互に有機的な関連性をもたせることや発達の段階に応じた学習過程の計画について講話いただきました。

 2日目の実習では、実際にマイクロビットを扱うことで、プログラミングやセンサとアクチュエータを活用した、計測・制御など、様々な学習ができることについて学びました。

 参加した受講者の方々からは、「第3学年における統合的な問題解決の実施等を考えた時、学年に応じた課題の難易度設定が重要であることを感じた」「たくさんのセンサやアクチュエータに触れながら体験することができ、授業で活用するアイデアがたくさん浮かんだ」等の声が聞かれました。

 

より詳細を知りたい方はコチラから

 

 なお、こちらの講義動画は、Plantから視聴ができます。(公開期間:令和7年8月29日から2ヶ月間)

 視聴を希望される方はコチラのページを参考にPlantにログインし、研修コード「2025教研22-3動画②」を入力して検索し、申込み願います。

 

0

へき地・小規模校教育充実研修~複式学級における学習指導の在り方~(遠隔型研修Ⅰ)

 へき地・小規模校での勤務年数が5年以内の小・中学校等教諭を対象に、複式学級における基本的な学習指導の在り方や個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた授業改善の在り方について理解を深め、実践的指導力の向上を図ることを目的とした、「へき地・小規模校教育充実研修~複式学級における学習指導の在り方~」の遠隔型研修Ⅰを実施しました。

 

 

 今年度は、小学校40名、中学校1名の計41名の先生方が受講しています。 

 研修の前半は富良野市立樹海学校 大津こずえ教諭による実践発表、後半は協議を行いました。

 実践発表では、複式学級での学習指導の在り方に係り、一人一人に応じた指導や自学自習の在り方等について、大津教諭の具体的な経験に基づいた説明がありました。質疑応答では、多くの受講者から、自身の悩みを交えた質問が寄せられ、大津教諭からは丁寧な回答とともに受講者に向けた励ましの言葉がありました。

(実践発表 大津教諭提供資料)

 

 協議では、グループに分かれ、講師である、北海道教育大学へき地・小規模校教育研究センター職員や北海道へき地・複式教育研究連盟役員から、受講者の実践上の悩みや今後の職場実践の方向性等について助言をいただきました。

       (ブレイクアウトルームでの協議の様子)

 

 受講した先生方からは、「校内研修に還元できる内容が多かった。」「児童生徒にとって必要な環境づくりなど有益な情報が数多くあり、大変勉強になった。」「自分と同じように、教員経験年数はあるけれど複式学級の学級担任は初めてという先生方と話し合うことで、悩みを共有し、先生方のこれまでの御経験から、課題解決にアプローチできそうな情報を得ることができた。」「講師の豊富な知識と経験に基づく助言をいただき、小規模校だからできることや小規模校の利点に気付くことができた。」といった声がありました。

 

より研修内容の詳細を知りたい方はコチラから

 

0

令和7年度(2025年度)中学校英語レベルアップ研修・遠隔型研修Ⅰ

7月28日(月)に実施した「中学校英語レベルアップ研修」の遠隔型研修Ⅰについて紹介します。

        

 本研修は、外国語指導力の向上を目指す中学校教諭に御参加いただき、外国語科における資質・能力の育成に向け、講義を通して言語活動について理解を深め、年間を見通したロードマップの作成の演習を通して指導力の向上を図ることを目的としています。

 至学館大学の山田教授による講義では、「言語活動とは、目的・場面・状況等に応じて、生徒が英語を活用し、思考し、判断し、表現する活動である」ことを確認し、実際に受講者が生徒役となり、教科書の言語活動に取り組むことで、自身の授業実践について振り返りました。

 また、協議は、山田教授からの問いかけに受講者が回答する形で進行し、受講者の疑問や考えに山田教授から解説や補足をいただき、単元を通した指導の在り方や生徒が主体的に取り組むことができる言語活動の充実について、理解を深めました。

 グループ協議では、単元の終末に行う言語活動を充実させるため、各時間にどのような指導を行うべきかについて、自身の実践を紹介し合いました。

 ロードマップ作成の演習では、今回は、話すこと[やり取り]に焦点化し、自身と生徒の現状と課題について整理した後、自校のCAN-DOリストに基づき、年度末の最終ゴールに向けて、生徒がいつ・どのような言語活動を行うべきかを検討しました。その内容や成果については、10月の遠隔型研修Ⅱで再度協議を行うことになっています。

・受講者の声

「自身の授業を振り返り、パターンプラクティスなどが多くなっていることに気付き、思考力・判断力・表現力等を問うような言語活動の充実に努めようと思いました。」

「言語活動のねらいは、生徒に英語を使わせることではなく、英語で自分の伝えたいことを適切に表現できるようにすることだと分かりました。」

より研修内容の詳細を知りたい方はコチラから

 

0

「薬品取扱い研修」

 7月29日(火)に実施した「薬品取扱い研修」の集合型研修について紹介します。

 

 今回の研修では、小学校理科専科教員や中・高等学校理科担当教員を対象に、学校で取り扱う薬品の安全で適切な管理に関する講義や、観察、実験の基本的な知識・技能を身に付けることを目的とした実習・協議を行いました。

 この研修では、薬品の取扱いについて、参加した先生方が課題と感じていることや不安に思っていることを明確にするとともに、「薬品管理の基本」について、学校にある薬品の管理の分類や管理方法、購入の仕方などについて、学んでいました。

 受講者は、研修の後半の実習において、校種ごとに分かれ、過去に事故のあった事例や実験の注意事項を踏まえながら実際に実験を行うことで、観察、実験について理解を深めていました。

 

・受講者の声

「薬品の廃棄方法で分からない部分があったが、講座や演習の中で解決させることができました。」

「保護眼鏡を着用するなど、児童生徒が安全に実験することができるように注意点等を共有したり、予備実験をしっかりと行ったりすることで、安全面に配慮した理科の授業を行っていきたいです。」

「理科の授業を安全に行うために、理科室や薬品庫を整理して環境を整えること、実験や保有薬品に関する知識を改めて確認し続けることが必要であると感じました。」

 

より研修内容の詳細を知りたい方はコチラから    

0

「課題対応研修~日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方①~」

6月11日(水)に実施した「課題対応研修~日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方①~」の遠隔型研修について紹介します。

 今回の研修では、日本語指導が必要な児童生徒を担当している教諭の方々に御参加いただき、講義・演習・協議をとおして、日本語指導が必要な児童生徒に向き合う姿勢や指導方法について学びました。

 参加者は、櫻井准教授の講義を通して、「日本語も母語もできる可能性のある子ども」という視点や、「概念形成」や「言語の見立て」の重要性について学びました。また、DLA実施動画の視聴および「言語発達のステージ」や「習得のステップ」に基づいた演習・協議を通して、「ことばの力のものさし」を用いた評価についての理解を深めていました。

 さらに、自身が立てた問いについて、講義・演習・協議で得た新たな気付きや学びと関連付けながら、自らの実践を振り返ることができていました。

 

・受講者の声

「評価を通して児童の現状を的確に捉え、次の指導の方向性を明確にすることの大切さを実感しました。子どもが本来持つ思考力を引き出すアプローチについても深く考える機会となりました。」

「母語の重要性を改めて認識しました。『日本語ができない子ども』ではなく、『日本語も母語もできる可能性のある子ども』という視点が、自身の支援のあり方を見直すきっかけとなりました。」

「同じ立場で実践されている先生方のお話を聞き、安心感が得られました。教材や評価ツールを実際に使ってみることで、具体的な活用方法が見えてきました。」

 

(12月8日(月)に「日本語指導が必要な子どもへの支援の在り方②」を行います。本講座を

受講していない方も受講することができますので、興味のある方は受講を御検討ください。)

 ※興味のある方はコチラから

 

0

「中学校技術分野基礎研修講座~ここから始める『技術分野の授業づくり』~」

 

 6月4日(水)に実施した「中学校技術分野基礎研修」の遠隔型研修について紹介します。

 

 今回の研修は、技術分野の学習過程についての講義や交流等を通して、技術分野の指導の在り方について理解を深めることを目的として行いました。

 講師には、国立教育政策研究所の渡邊茂一調査官を迎え、学習指導要領で目指す「技術分野の授業づくり」について、御講話いただきました。

 講義では、「材料と加工」「生物育成」「エネルギー変換」「情報」の4つの内容の技術を最適化する学習を通して、資質・能力を育成することやその際には、発達の段階に応じて生徒が解決する問題の難易度を適切に定めることについて学びました。

 交流・協議では、今後の授業改善に向けて、一人一人が異なる課題を設定する授業を構築する必要性や日常と結び付いた問題解決の学習にしていくことの重要性について理解を深める姿が見られました。

 また、受講者の先生方の多くが悩んでいた「D情報の技術」に関する動画教材等のコンテンツについての紹介も行いました。(コンテンツに興味のある方は、コチラから)

 

・受講者の声

「社会とのつながりを意識した授業にしていく必要性を強く感じた」

「『D情報の技術』と他の内容との関わりについて、実践例を示していただいたことで、より具体性をもって今後の授業展開が想像できた」

 

 なお、こちらの講義動画は、Plantから視聴ができます。(公開期間:令和7年7月9日から2ヶ月間)

 視聴を希望される方はコチラのページを参考にPlantにログインし、研修コード「2025教研22-1動画①」を入力して検索し、申込み願います。

 

0

「学校管理職研修8~『新たな教師の学びの姿』の実現に向けた校内研修の在り方~」

 12月下旬までの職場実践をもって全日程を終えた「学校管理職研修8~『新たな教師の学びの姿』の実現に向けた校内研修の在り方~」について紹介します。

 本研修講座は、5月28日~6月10日の「オンデマンド型研修」、6月28日の「遠隔型研修」並びに遠隔型研修の前後に行う2回の職場実践で構成されており、全道各地から管理職を中心に55名の先生方に受講いただきました。研修では、校内研修等の充実・活性化による学び合い高め合う教職員集団づくりについて理解を深めました。本通信では、6月の遠隔型研修の様子を紹介します。 

 6月の遠隔型研修では、横浜国立大学准教授 脇本健弘氏をお招きし、「『新たな教師の学びの姿』の実現に向けた校内研修」と題して講義をいただき、初任段階の教員を育てる「メンターチーム」の取組や中堅段階及びベテラン段階の教員の学びに資する「シェアド・リーダーシップ」の取組、対話を通して教職員の個別最適な学びを目指した事例など、校内研修等の充実・活性化につながった好事例を基に学び合い高め合う教職員集団づくりについて理解を深めました。

 演習・協議では、「新たな教師の学びの姿」を目指す校内研修の推進に向け、それぞれの受講者が自校で取り組む方策を立て、グループ協議を通して方策の具体化、明確化を図りました。

 

                        脇本准教授提供資料より

 

 受講された皆様からは、「教師が主体的で継続的に学べる研修、教師の課題等に応じた個別最適化された研修や協働的に学べる研修など校内でできることから考え、研修部長等と連携を図りながら校内研修の充実を図りたいと思った」「私自身の研修観の転換の機会になり、常に自分自身のアップデートをし続けることの大切さを改めて実感し、学ぼうとするきっかけになった」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「学校管理職研修4~多様な児童生徒への支援を充実させる学校体制の構築に向けて~」

 12月17日(火)に全日程を終えた「学校管理職研修4~多様な児童生徒への支援を充実させる学校体制の構築に向けて~」について紹介します。

 本研修は、6月14日~27日の「オンデマンド型研修」、7月4日の「遠隔型研修Ⅰ」、12月17日の「遠隔型研修Ⅱ」、遠隔型研修の間に行う「職場実践」で構成されており、全道各地から76名の管理職の皆様に受講いただきました。研修では、特別な教育的支援を必要とするなど、多様な児童生徒への支援を充実させる学校体制の構築について理解を深めました。

 7月の遠隔型研修Ⅰでは、北海道大学大学院教育学研究院教授 安達潤氏を講師にお招きし、「今、求められる特別支援教育の在り方」と題して講義をいただき、「機能・構造障害」、「能力制限」、「参加制約」という3つの階層から分析するICF(国際生活機能分類)により児童生徒の要支援状況を包括的に見ることの重要性等について理解を深めました。

 12月の遠隔型研修Ⅱでは、小学校、中学校、高等学校、各1名の受講者より職場実践の取組に係る実践発表を行い、それぞれの発表について、特別支援教育課山内功課長補佐、道立特別支援教育センター高橋利典教育課長、特別支援教育課坂内仁主査から、講評をいただくことで、受講者は今後の取組に向けて見通しをもつことができました。その後の協議では、実践発表等で得た気付きや学びを基に、学校体制の構築に向けて、今後、自校で取り組む方策についてグループ協議をしました。

 

 

          安達教授提供資料より                    研修講座運営の様子

 

 受講された皆様からは、「ICFの考え方や、管理職の立場で障がいが現れる環境要因に着目する大切さを学んだ」「実践発表では、自校の実践との比較から不足している部分を見付けることができ、今後の取組に生かせるものであった」、などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「学校管理職研修1~学校経営におけるアセスメントとファシリテーション~」

 12月5日(木)に全日程を終えた「学校管理職研修1~学校経営におけるアセスメントとファシリテーション~」について紹介します。

 本研修は、6月7日の「遠隔型研修Ⅰ」、9月20日の「集合型研修」、12月5日の「遠隔型研修Ⅱ」、そして、それぞれの研修の間に行う2回の「職場実践」で構成されており、全道各地から34名の管理職の皆様に受講いただきました。研修では、演習、協議等を通して省察を重ね、学校内外の関係者と学校経営目標を共有し、学校の教育力を最大化する学校経営の在り方について探究しました。本通信では、9月の集合型研修と12月の遠隔型研修Ⅱの様子を紹介します。

 9月の集合型研修では、北海道教育大学教職大学院旭川校特任教授 北村善春氏を講師にお招きし、職場実践に係る協議と模擬事例に基づく演習を行いました。協議では、各自の職場実践における成果や課題について交流し、それぞれの受講者が、アセスメントとファシリテーションに関する自身の認識を明確にすることができました。その後の演習では、学校経営の具体的な状況を取り上げた模擬事例を題材として、要因を整理し、問題解決の方策を検討しました。事前課題として個人で検討したことを基にグループで協議することで、管理職に求められるファシリテーションとアセスメントの在り方について理解を深めることができました。最後には、職場実践における目標を各自で設定しました。

 

 12月の遠隔型研修Ⅱでは、各自が取り組んだ職場実践を通じて、どのように認識が深まったのか、という視点でグループ協議を行いました。北村特任教授からは、「他校の好事例を参考にするだけではなく、自校の実践からも学び、そのよさを組織内に広げていくことも大切である」等の助言があり、受講者は今後の取組について多くの示唆を得ることができました。

        遠隔型研修Ⅱ配付資料より

 受講された皆様からは、「ファシリテーションについて、模擬事例の検討を通して深く学ぶことができた」「長期に渡り他者との対話を重ねることで、多くの気付きを得ることができた」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「総合的な探究の時間」

 8月8日(木)に全日程を終えた「総合的な探究の時間」実践研修について紹介します。

 

 本研修は、北海道教育委員会の「S-TEAM教育推進事業」の一環として、総合的な探究の時間を実施している全ての道立高校を対象に令和4年度から行っている研修で、「総合的な探究の時間」において教科等横断的に資質・能力を育成する学校体制の構築の道筋をつけることをねらいとし、最終年度となる今年度は、空知、石狩、渡島、檜山管内にある75校の担当者の皆様に受講いただきました。

 

 「遠隔型研修Ⅰ」「遠隔型研修Ⅱ」「職場実践①」「分散型研修」「職場実践②」の5つの研修で構成されており、遠隔型研修Ⅰでは、東京学芸大学西村圭一教授から、教科等横断的な探究に関する教員間の目線合わせの大切さや目線合わせの方法、「総合的な探究の時間」の質をアップグレードするための対話の重要性などについて講義をいただき、協議を交えて理解を深めました。

 

 遠隔型研修Ⅱでは、北海道大学篠原岳司准教授から、高校における探究活動の課題の一つとして、教師側の学習観の転換やアンラーン(まなびほぐし)の難しさに触れ、学校経営論に見る課題対応のポイントとして、教職員間の心理的安全性が重要であることを示していただき、総合的な探究の時間のカリキュラム設計や実践を推進する校内体制の在り方について、協議を交えて理解を深めました。

 

           西村教授提供資料より                    篠原准教授提供資料より

 

 分散型研修は、空知、石狩、渡島・檜山それぞれの会場に集合して実施しました。総合的な探究の時間の充実に向けて先進的な取組を実践している高等学校からの実践発表や職場実践①で整理した各校の課題や取組についての交流及び協議を通して、今後の取組についての見通しをもつことができました。こうした研修の成果を各校に持ち帰り、職場実践②において次年度に向けた取組の重点を構想し、受講者間でGoogle Classroomを通じて共有しました。

 

 受講された皆様からは、「探究学習のワクワク感を生徒や教職員と共有しながら、地域とともに進めていけるよう、これからも頑張ろうと思いました。」「他校の先進的な取組や各校担当者の意見を基に、自校の課題に対する改善策をじっくりと考える絶好の機会となりました。」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「生徒指導研修2~不登校児童生徒への組織的な支援の在り方~」

 11月25日(月)に全日程を終えた「生徒指導研修2~不登校児童生徒への組織的な支援の在り方~」について紹介します。

 

 本研修は、「オンデマンド型研修」「遠隔型研修Ⅰ」「職場実践」「遠隔型研修Ⅱ」の4つの研修で構成されており、全道各地から67名の皆様に受講いただきました。研修では、学校全体でチームとして指導・援助を行う体制の充実を図り、関係機関とも連携した不登校児童生徒への組織的・継続的な支援をするための方策について理解を深めました。

 

 遠隔型研修Ⅰでは、インシデント・プロセス法を用いた事例検討や、講師の北海道教育委員会兼江別市教育委員会スクールソーシャルワーカー田村千波様、社会福祉法人楡の会診療部こころの相談室室長岡部善也様、小樽市教育支援センター登校支援室教育支援コーディネーター上泉哲様からの講義及び協議・演習を通じて、関係機関等と連携した組織的な取組の充実について理解を深めました。

 

     スクールソーシャルワーカー田村様提供資料より        教育支援コーディネーター上泉様提供資料より

 

 また、遠隔型研修Ⅱでは、職場実践における成果や課題を交流し、北海道教育庁学校教育局生徒指導・学校安全課柳沼慶祐主査、北海道教育庁学校教育局健康・体育課篠原弥智係長、北海道立特別支援教育センター奥田裕幸主査から、不登校児童生徒への支援の在り方や不登校の未然防止の取組に係る助言を受け、受講者は今後の実践に向けての見通しをもつことができました。

  受講された皆様からは、「専門的な立場からの講義や助言に、学校では気付くことができない視点があり、視野が広がりました。」「不登校の児童生徒への対応は、様々な視点から組織的に行うことが必要だと再確認しました。関係機関との連携体制を校内で構築しておく必要があると考えました。」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「保護者との連携の在り方~保護者対応に係るロールプレイ演習~」

 11月29日(金)に全日程を終えた「保護者との連携の在り方~保護者対応に係るロールプレイ演習~」について紹介します。

 

 本研修は、「集合型研修」「職場実践」「遠隔型研修」の3つの研修で構成されており、全道各地から30名の教員に受講いただきました。研修を通して身に付けた力を学校での実践に生かし、保護者と良好な関係を築き、子どものよりよい成長を促すことを目指して、社会的な背景、話し方や聞き方などのコミュニケーションの基礎、コミュニケーションスキルを向上させる関わり方などについて理解を深めました。

          集合型研修講義スライド


 集合型研修では、講師のナラティブコミュニケーション教育研究所長 佐藤敬子先生から、「保護者との連携の在り方~保護者対応に係るロールプレイ演習~」と題して、「保護者と願うゴールは同じである」ことを前提に、「保護者を知ること」や「雑談力を磨き、会話から対話へと繋ぎゴールを目指すこと」などについて講義していただきました。「雑談から本題へと入る関係性のコーティング」、「自分の関心より相手の関心をきく」などのロールプレイ演習を交えながら、今後の自校での取組について、見通しをもつことができました。

 受講された方からは、「保護者とゴールを共有した上で対話することが大切であり、そのためのスキルを学ぶことができました。」「同じゴールに向かって対等に対話することが大切だと知り、自信につながりました。」などの感想をいただきました。

 

 その後、職場実践を経て実施した遠隔型研修では、受講者の方々の実践について交流し、今後の取組の展望をもっていただきました。

 講師の佐藤先生からは、受講者の成果と課題を踏まえ、相手に好感を与える話し方である「クッションことば」の活用など、今後の取組に向けた「まとめ・助言」をいただきました。

 

遠隔型研修まとめスライド

 

 受講された先生方からも、「保護者との良好な関係づくりに向け、まずは傾聴に努めるとともに、クッション言葉や雑談も上手に活用していきたいと思います。」などの感想をいただきました。 

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~」

 12月6日(金)に全日程を終えた「学校管理職研修2~これからの時代に求められる管理職の資質能力~」について紹介します。

 

 本研修は、8月27日から4日間で実施する「集合型研修」、7月5日と12月6日に2回実施する「遠隔型研修」、研修と研修の間に行う「職場実践」で構成されており、全道各地から34名の管理職の皆様に受講いただきました。研修では、自身の実践を踏まえた他者との対話や省察を通して自他の新たな価値観に気付くとともに、これからの時代に求められる管理職の資質能力や学校組織マネジメントについての理解を深めました。本通信では、8月の集合型研修と12月の遠隔型研修の様子を紹介します。

 集合型研修では東洋大学准教授 葛西耕介氏、北海道教育大学教職大学院教授 中澤美明氏を講師にお招きし、ケース演習・協議を通して自身の学校経営等に係る考え方を省察するプログラムに繰り返し取り組みました。自身の判断軸や価値観を振り返りながら、校長に求められる「応用力」を養うポイントについて理解を深めることができました。また、2日目と4日目に実施したリフレクションでは、研修内容を踏まえた内省やグループでの対話を通して、自分自身の考え方の特徴や管理職として意図的・自覚的に視点を高くもつ管理職としての「姿勢」の大切さなどの気付きを得ることができ、職場実践への見通しをもつことができました。

 12月上旬の遠隔型研修Ⅱでは、職場実践における成果と課題を交流することで、改めて、自身の思考の特徴、地域や学校、職員などを俯瞰することの大切さなどについて確認することができ、葛西准教授からは、「俯瞰的な視点をもって、学校の経営者として教職員の強みを生かすこと」や「自身の思考の特徴を省察し、学校の当たり前を疑う機会をもつこと」等の助言があり、受講者は今後の取組について見通しをもつことができました。

 

     講義スライド「研修プログラムのねらい」より            「遠隔型研修Ⅱ まとめ」より

 

 受講された皆様からは、「常に自分事として課題に向き合い、多様な考えに触れ、学び合う研修から、自分にとっての新たな管理職像が生まれた」、「学校の経営者として高い視座で物事を見ることの大切さに気付いた」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「生徒指導研修1~いじめ問題への組織的な対応~」

 11月15日(金)に全日程を終えた「生徒指導研修1~いじめ問題への組織的な対応~」について紹介します。

 

 本研修は、「オンデマンド型研修」「遠隔型研修Ⅰ」「職場実践」「遠隔型研修Ⅱ」の4つの研修で構成されており、全道各地から34名の教員の皆様に受講いただきました。研修では、いじめ問題における早期発見・早期対応に向けた組織的な対応について自校の体制や取組を振り返り、改善のための方策について理解を深めました。

 

 遠隔型研修Ⅰでは、講師の北海道教育大学札幌校 平野直己教授から「いじめ問題への組織的な対応~プロアクティブな⽣徒指導の発想を中⼼に~」と題して講義をいただき、「アビューズとしてのいじめとハラスメントとしてのいじめのちがい」や「プロアクティブな組織的生徒指導」等について、演習や協議を交えて、理解を深めました。

 また、遠隔型研修Ⅱでは、職場実践における成果や課題を交流し、北海道教育庁学校教育局生徒指導・学校安全課安藤俊介係長から、「法を理解し、認識を共有しておくこと」や「他者と関わる力を身につけること」等のいじめ問題に係る今後の実践に向けた説明を受け、受講者は自校のいじめ問題への組織的な対応における改善の方策について見通しをもつことができました。

 

 

           平野教授提供資料より                    安藤係長提供資料より

 

 受講された皆様からは、「『いじめ』の捉え方を見直し、新しい考え方で『いじめ』の認識をもつことができました。」、「発達支持的生徒指導の充実や生徒指導実践上の視点を意識した学級づくり・授業づくりを心掛けたいと思います。」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0

「学校管理職研修6~学校危機における管理職のマネジメント~」

 10月15日(火)に全日程を終えた「学校管理職研修6~学校危機における管理職のマネジメント~」について紹介します。

 本研修講座は、スクールロイヤーによる講義や事例の検討を通して、学校危機の早期解決、早期収束を図る管理職の対応の在り方について理解を深めることをねらいとして、全道各地から60名の管理職の先生方に受講いただきました。

 本研修講座は、講義、演習及び協議を遠隔型研修で実施しました。講義では、北海道教育委員会のスクールロイヤーである札幌弁護士会所属の森 洋仁弁護士から、「道内における相談事例からみた危機管理の在り方」について講義いただきました。スクールロイヤーの職務についての説明や対応の事例を基に御講義いただき、受講者は、解決までの道筋を見通し、ゴールを決めることの大切さなどについて理解を深めることができました。

 演習①では、北海道教育庁学校教育局生徒指導・学校安全課の石田 暁課長補佐を講師に、「学校危機に係る事例の検討①」として生徒の自殺事案に対する対応の在り方について演習を行い、御家族の気持ちに寄り添うことや学校として法令や通知等の根拠に基づいて組織的に対応することの重要性について理解を深めることができました。

 演習②では、北海道教育庁総務政策局総務課職員公務管理係の古屋 和治主幹を講師に、「学校危機に係る事例の検討②」として、教職員の不祥事防止について、学校が組織的に対応しなければならない様々な場面における対応の在り方を協議するなど、不祥事の防止に向けた校内研修の在り方や校内の体制整備について理解を深めました。

 また、最後の協議では、「学校危機におけるマネジメントの改善・充実」として、グループに分かれ、講義や演習での学びや気付きを踏まえ、本研修で学習したことや今後の自校での具体的な取組について話し合ったりするなど、活発な協議が行われました。

 受講された皆様からは、「学校危機管理に関するマネジメント力を更に高めていかなければいけないことがわかり、関係者への対応や自校の危機管理マニュアル等を確認する際の視点等を多く学ぶことができた。」などの感想をいただきました。

 

詳細を知りたい方はこちら

0